メイク落としが急に切れてしまったとき、手元にあったニベアを代用品として使えないかと考える方も多いでしょう。
実際、ニベアクリームはスキンケア用品として有名ですが、その成分特性からメイク落としにも一定の効果を発揮することがあります。
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ニベアの成分とその特性
ニベアクリームの主成分には、水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリンなどがあります。
これらは、以下のような特徴を持っています。
- ミネラルオイルとワセリン: 油分がメイクを浮かせる役割を果たす。
特に、油性成分を含むファンデーションやアイメイクに効果的。
- グリセリン: 保湿成分として肌を乾燥から守る。
ただし、通常のメイク落としと異なり、洗浄成分（界面活性剤）が含まれていないため、しっかりとした洗顔が必要です。
また、ウォータープルーフのマスカラやティント系リップなど、落ちにくいメイクには不向きな場合があります。
緊急時には使えるが、毎日使うのは注意が必要
ニベアは緊急時のメイク落とし代用品として役立ちますが、毎日の使用はおすすめできません。
その理由は、以下の点にあります。
- 洗浄力の限界: メイクが完全に落ちず、肌トラブルの原因になる可能性。
- 油分の残留: ニベア自体の油分が肌に残ると、毛穴詰まりを引き起こすリスク。
したがって、「どうしてもメイク落としがない！」という状況での一時的な使用がベストです。
ニベアを使ったメイク落としの手順
緊急時にニベアをメイク落としとして使う場合、正しい手順を踏むことで、肌への負担を減らし、より効果的にメイクを落とすことができます。
以下に、具体的な手順を紹介します。
1. 必要なものを準備する
まず、以下のアイテムを用意しましょう。
- ニベアクリーム（チューブタイプが便利）
- コットンまたは柔らかいティッシュ
- 洗顔料
- ぬるま湯
※コットンがない場合は、柔らかいタオルでも代用可能です。
2. 手のひらでニベアを温める
ニベアクリームは固めのテクスチャーなので、少量（パール粒大）を手に取って指先で軽く温め、柔らかくします。
これにより、肌に均一に塗りやすくなります。
3. メイク部分に優しく塗り込む
指先でニベアを少量ずつ取り、顔全体またはメイクの濃い部分（アイメイクやリップなど）に優しく塗り広げます。
このとき、肌をこすりすぎないよう注意してください。
4. コットンまたはティッシュでオフする
メイクが浮き上がってきたら、コットンやティッシュで優しく拭き取ります。
この際も、ゴシゴシとこすらず、軽い力で丁寧に行いましょう。
5. 洗顔料でしっかり洗い流す
ニベアの油分は肌に残りやすいため、最後に洗顔料を使ってぬるま湯でしっかり洗い流します。
ここでの洗顔が不十分だと、毛穴詰まりや肌荒れの原因になることがあります。
6. スキンケアで仕上げる
洗顔後は、化粧水や乳液でしっかり保湿しましょう。
ニベアの油分が乾燥を防いでくれますが、肌に残った汚れを防ぐためのスキンケアは欠かせません。
ニベアでメイク落としをする際の注意点
ニベアは緊急時のメイク落としとして便利ですが、正しく使わないと肌にトラブルを引き起こす可能性があります。
ここでは、ニベアを使う際に気をつけたいポイントをまとめました。
厚化粧やウォータープルーフメイクには不向き
ニベアは油性成分を含むメイクを浮かせることはできますが、ウォータープルーフのマスカラやアイライナー、ティント系リップなどには十分な効果を発揮しない場合があります。
これらのメイクを落とすには専用のリムーバーを使う方が安心です。
使用後は必ず洗顔をする
ニベアは油分が多いため、メイクと一緒にニベア自体の成分も肌に残りやすいです。
使用後は必ず洗顔料で丁寧に洗い流しましょう。
目元や口元は特に優しく扱う
目元や口元は皮膚が薄くデリケートな部分です。
ニベアを塗り込むときや拭き取るときに強くこすらないように注意してください。
無理にゴシゴシすると、色素沈着や肌荒れを招く恐れがあります。
まとめ
ニベアは、メイク落としが手元にない緊急時に役立つ便利な代用品です。
油分がメイクを浮かせる働きをするため、軽めのメイクであれば対応できます。
しかし、洗浄力が専用のクレンジング剤ほど強くないため、ウォータープルーフのマスカラやティント系リップなどには向きません。
また、使用後は必ず洗顔をして、油分を肌に残さないようにすることが大切です。
