料理を美味しく作るためには、調味料を正確に計ることが大切です。
特に小さじスプーンは、少量の調味料を計る際に役立ちます。
ここでは、小さじスプーンの正しい使い方を解説します。
小さじスプーンとは?
小さじスプーンは、容量が5mlの計量スプーンのことです。
一般的な3本セットの計量スプーンでは、真ん中のサイズが小さじスプーンに該当します。
見た目の大きさではなく、容量を基準に覚えておきましょう。
小さじスプーンを使う際は、まずその容量が5mlであることを確認してください。
液体や粉末、ペースト状の調味料を計る際、それぞれの特性に応じた計り方をすることで、より正確な量を計ることができます。
小さじスプーンでの液体調味料の計り方
液体調味料を正確に計るためには、次の手順を参考にしてください。
醤油やみりんなどの液体調味料を計る場合は、小さじスプーンの縁いっぱいに注ぎます。
ギリギリこぼれない状態が「小さじ一杯」となります。
スプーンを水平に保ち、液体の表面が平らになるように注ぎます。
こぼれないように注意してください。
小さじスプーンでの粉末調味料の計り方
砂糖や塩などの粉末調味料を小さじスプーンで計る場合のコツを紹介します。
まず、小さじスプーンで粉末調味料を山盛りにすくいます。
付属のへらや菜箸などで、スプーンの上部をすり切りにして、表面を平らにします。
これで「小さじ一杯」となります。
粉末に塊がある場合は、しっかりと崩してから計ることで、正確な量を計ることができます。
小さじスプーンでのペースト状調味料の計り方
味噌やマヨネーズなど、ペースト状の調味料を計る方法も紹介します。
ペースト状の調味料を小さじスプーンに入れる際は、すき間ができないようにしっかりと詰めます。
付属のへらなどで表面をすり切りにして、平らにします。
この状態が「小さじ一杯」です。
ペースト状の調味料をスプーンに入れる際、ギュッと押し付けると正確な量が計れなくなりますので、軽く詰めるようにしましょう。
小さじ一杯は何グラム?
料理をするとき、調味料の量を正確に知ることはとても重要です。
特に「小さじ一杯」はレシピによく登場する表現ですが、実際にどのくらいの重さになるのか気になることがありますよね。
ここでは、よく使う調味料の小さじ一杯の重さを一覧表で紹介します。
小さじ一杯の重さ一覧表
以下の表は、一般的な調味料の小さじ一杯(5ml)の重さをまとめたものです。
料理をする際に参考にしてください。
調味料 | 小さじ一杯(5ml)の重さ |
---|---|
水 | 5g |
醤油 | 6g |
料理酒 | 5g |
みりん | 6g |
酢 | 5g |
植物油 | 4g |
上白糖 | 3g |
グラニュー糖 | 4g |
食塩 | 5g |
小麦粉 | 3g |
片栗粉 | 3g |
ベーキングパウダー | 4g |
パン粉 | 1g |
ほんだし | 3g |
コンソメ | 3g |
鶏ガラスープの素 | 2.5g |
味噌 | 6g |
ソース | 6g |
ケチャップ | 5g |
マヨネーズ | 4g |
バター | 4g |
豆板? | 5g |
コチュジャン | 6g |
おろしにんにく・しょうが | 5g |
この表を参考に、調味料の適量を守って美味しい料理を作ってくださいね。
小さじスプーンがない時に代用できるアイテム
小さじスプーンが手元にないとき、どうすればいいか困ることがありますよね。
そんなときに使える代用品を紹介します。
アイテム①:はかり
はかりを使ってグラム単位ではかる方法です。
少々手間はかかりますが、正確に計ることができます。
上記の表を参考に、調味料の重さを測ってください。
アイテム②:ペットボトルのふた
一般的なペットボトルのふたは、すり切り一杯で7.5mlです。
したがって、その2/3の量が小さじ一杯(5ml)に相当します。
目安としては、スクリューの一番上の線までが適量です。
アイテム③:ティースプーン
ティースプーンは、小さじスプーンとほぼ同じ容量を持っています。
ティースプーンをすり切りにした状態で使えば、小さじ一杯として代用できます。
アイテム④:指
指を使って粉末調味料を計る方法もあります。
- 2本指(人差し指・親指):小さじ約1/8(少々)
- 3本指(人差し指・中指・親指):小さじ約1/4(ひとつまみ)
4つまみで小さじ一杯とほぼ同じ量になります。
「少々」や「ひとつまみ」といった表現も、指を使うことで簡単に計れます。
使いやすいおすすめの計量スプーン
計量スプーンは料理の必需品ですが、種類も多く、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
ここでは、使いやすくて便利な計量スプーンをいくつか紹介します。
あなたの料理ライフがもっと楽しく、スムーズになること間違いなしです。
料理初心者におすすめの計量スプーン
料理初心者には、基本的な計量スプーンセットが最適です。
例えば、貝印の計量スプーンセットは、大さじ、小さじ、小さじ1/2、小さじ1/4、小さじ1/8の5本がセットになっており、レシピに対応しやすいです。
底が平らになっているため、テーブルの上に置いて液体をはかるのも簡単です。
これなら初心者でも正確に計量できるので、安心して料理に挑戦できます。
大さじと小さじの一体型計量スプーン
大さじと小さじが一体型になった計量スプーンも便利です。
例えば、ウィムッシュの計量スプーンは、大さじと小さじの両方が一つになっており、スプーンの先が粉類やペースト状の調味料をすくいやすい形状になっています。
また、スプーンに段差が付いており、半分の量も計れるので、より細かい計量が可能です。
これ一つで大さじと小さじの両方をカバーできるので、キッチンのスペースを有効活用できます。
重さもはかれるデジタル式計量スプーン
デジタル式の計量スプーンは、より正確に計量したい方におすすめです。
例えば、ドリテックのデジタル式計量スプーンは、300gまでの計量が可能で、単位の切り替え(g/ml)もできるため、液体調味料も簡単に計れます。
0.1g単位ではかれるため、特にベーキングなどで精密な計量が必要な場面で重宝します。
これなら、プロ並みの精度で料理が楽しめますね。
中さじ付きの計量スプーン
「中さじ」というサイズをご存知ですか?中さじは10mlの容量で、たまにレシピにも登場することがあります。
タニタの計量スプーンセットには、この中さじが含まれており、大さじ、中さじ、大さじ1/2、小さじがセットになっています。
中さじがあると、特定のレシピに対応しやすくなり、さらに計量の幅が広がります。
小さじスプーンの正しい使い方と代用品!まとめ
計量スプーンは料理の精度を上げるために欠かせない道具です。
初心者向けの基本セット、大さじと小さじが一体型のもの、重さもはかれるデジタル式、そして中さじ付きの計量スプーンと、それぞれの特徴を活かして選んでみてください。
これで、あなたの料理がもっと楽しく、確実に美味しくなりますよ。